葵―春物語 1−23
夜には熱も下がり、体も元の調子に戻っていた。
軽くストレッチして、階段を下りていくと、密やかな話し声が聞こえてきた。
父さんと母さんが寄り添って良い雰囲気っぽかった。
わぉっ・・・俺、お邪魔かも・・・
覗き見たいような、見なくないような・・・足をしのばせながら、引き返し部屋に戻った。
パソコンを立ち上げ、お気に入りのTVを見た。
2時間ドラマだ。
メール着信の音が鳴り、携帯を見ると、信井からだった。
大丈夫か? 明日来れるか・・・
ほんの二行程度の言葉・・・俺は微笑んだ。
本当に信井の性格のマンマ、素っ気無い物だったから。
明日は行けると、すぐに返信した。
すぐに返事が帰って来た。 『 了解 』 の二文字。 くすっ。
信井は小学校から同じだった。 けど同じクラスになったことがなく、
中学からの話すようになった友人だ。
物静かな性格なのか、一緒に居て疲れない空気のような癒しの存在だ。
一緒に つるんで遊ぶのはノリのいい幸久だけど・・・な。
でもま、こんな風に俺の事 気遣ったりするのは、やはり信井が一番かなって思う。
あー・・・げんきんな 俺・・・
2時間ドラマも終わり、どうしよ、腹減ったけど・・・
親たちは寝室へ移動しただろうか・・・
いかにせん、我慢できそうにない空腹・・・
俺は、そっと階段を降りていった。
ほっ、移動したみたいだ。
キッチンに俺の分の夕飯が・・・用意されていた。
それをレンジで暖めながら・・・
粥も炊いてくれてたみたいだ・・・でも、冷めた粥は旨くないんだよなぁ・・・
仕方なしに、粥にお湯を追加して、一煮立ちさせた。
それらを平らげ、腹が落ち着き、ぐっすりと眠る事が出来た。
翌朝、登校した俺は、間宮に会わないように・・・と願いながら過ごした。
昼休みに、偶然間宮を見かけた。
様子がおかしい・・・
なんだろ。
いつもの間宮なら、つるまない連中に囲まれながら歩いている。
間宮の表情も・・・強張ってるし・・・
俺は嫌な予感がして、気付かれないように距離を取りつつ後を付けた。
間宮とそいつら五人が入っていったのは、プレハブ2階建てで、
今は各部の部室として使われている。
昼休みには無人に近い・・・
俺達の部の部室に入っていった。
俺は、そのドアの前で、隠れる場所もないし・・・うろうろと周りを見渡した。
ラッキーな事に隣の部室が鍵がかかってない事に気付いた。
いや、本来侵入していいもんじゃないんだけど。
ちょっとだけだから、すぐに帰るし・・・
罪悪感が胸をよぎったが・・・でも、好奇心の方が強かった。
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軽くストレッチして、階段を下りていくと、密やかな話し声が聞こえてきた。
父さんと母さんが寄り添って良い雰囲気っぽかった。
わぉっ・・・俺、お邪魔かも・・・
覗き見たいような、見なくないような・・・足をしのばせながら、引き返し部屋に戻った。
パソコンを立ち上げ、お気に入りのTVを見た。
2時間ドラマだ。
メール着信の音が鳴り、携帯を見ると、信井からだった。
大丈夫か? 明日来れるか・・・
ほんの二行程度の言葉・・・俺は微笑んだ。
本当に信井の性格のマンマ、素っ気無い物だったから。
明日は行けると、すぐに返信した。
すぐに返事が帰って来た。 『 了解 』 の二文字。 くすっ。
信井は小学校から同じだった。 けど同じクラスになったことがなく、
中学からの話すようになった友人だ。
物静かな性格なのか、一緒に居て疲れない空気のような癒しの存在だ。
一緒に つるんで遊ぶのはノリのいい幸久だけど・・・な。
でもま、こんな風に俺の事 気遣ったりするのは、やはり信井が一番かなって思う。
あー・・・げんきんな 俺・・・
2時間ドラマも終わり、どうしよ、腹減ったけど・・・
親たちは寝室へ移動しただろうか・・・
いかにせん、我慢できそうにない空腹・・・
俺は、そっと階段を降りていった。
ほっ、移動したみたいだ。
キッチンに俺の分の夕飯が・・・用意されていた。
それをレンジで暖めながら・・・
粥も炊いてくれてたみたいだ・・・でも、冷めた粥は旨くないんだよなぁ・・・
仕方なしに、粥にお湯を追加して、一煮立ちさせた。
それらを平らげ、腹が落ち着き、ぐっすりと眠る事が出来た。
翌朝、登校した俺は、間宮に会わないように・・・と願いながら過ごした。
昼休みに、偶然間宮を見かけた。
様子がおかしい・・・
なんだろ。
いつもの間宮なら、つるまない連中に囲まれながら歩いている。
間宮の表情も・・・強張ってるし・・・
俺は嫌な予感がして、気付かれないように距離を取りつつ後を付けた。
間宮とそいつら五人が入っていったのは、プレハブ2階建てで、
今は各部の部室として使われている。
昼休みには無人に近い・・・
俺達の部の部室に入っていった。
俺は、そのドアの前で、隠れる場所もないし・・・うろうろと周りを見渡した。
ラッキーな事に隣の部室が鍵がかかってない事に気付いた。
いや、本来侵入していいもんじゃないんだけど。
ちょっとだけだから、すぐに帰るし・・・
罪悪感が胸をよぎったが・・・でも、好奇心の方が強かった。
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