葵―春物語 2−7
「カイって誰」
「・・・・・・し・・・い・・・」
「・・・言いたくない・・・か」
「・・・・・・」
「いいさ」
信井はゆっくりと俺を抱きしめてくれた。
全身から血の気が引いた・・・
俺が・・・夢の中で叫んだ声が・・・信井に聞かれてた!!
俺・・・あの時なんて叫んでいた?
・・・・だめだ はっきり覚えていない・・・
でも、檜の事は言ったんだろ? だから信井は不審に思って・・・
どうしよう!! なんて事だ・・・眠っていたとはいえ・・・
確かに、俺・・・檜さんと話し合ってない・・・
でも、会ったら俺・・・怖い・・・俺、檜さんが怖い!!
実弟の桐に、あんな酷い事・・・平気で出来るなんて・・・
「檜・・・は、間宮桐のお兄さんだ」
「ん? 間宮・・・ そうか」
「俺・・・事故で・・・その人に抱かれた」
「・・・・・」
「信井・・・俺を軽蔑する・・・よな」
「・・・ん・・・いや」
「・・・・・」
「軽蔑ていうか・・・ショックかな」
「し・・・い・・・」
「事故だったんだろ、もう気にスンナ」
「しい・・・」
「カイって男に葵の気持ちがないなら、俺も気にしない」
「信井」
「気を付けろよ、葵 狙われやすくなってるから・・・泣くなって、もう葵は」
「だって・・・俺・・・信井・・・俺・・・」
俺の背中を擦りながら・・・俺の告白にショックを受けたって・・・
事故だから、気にしないって言ってくれてる・・・
信井は優しい・・・泣くなって方が無理・・・信井、俺は信井が好きなんだ!!
のど元まで出掛かってる言葉を呑み込んだ・・・
俺の性癖まで変化してしまったって知ったら・・・
信井は変わらず優しくしてくれるだろうか・・・
嫌われたくない・・・俺・・・嫌われるのはきつい。
好きな男に嫌われるのは・・・きつい。
「あぁ、もう・・・ダメだろ、目が真っ赤・・・これじゃ、今日はもう授業にでない方がいい」
「えっ、でも俺もう大丈夫だよ・・・」
「どこがだ? 俺はなぁ、そんな顔した葵を男どもの中に入れたら、またお前を狙う連中が増えるって言ってんだ」
「え・・・」
桐に同じ事を言われた気がする・・・俺が狙われてるって・・・
「ったく、いい加減に自覚しろよ。 葵、今のお前の顔な、俺だって ムラムラする」
「ほ、本当?」
「バカ! 嬉しそうな顔スンナ とにかく葵、家に帰れ」
「でも・・・俺んち安全じゃないし」
「何言ってる・・・葵?」
「見舞いに来た桐に・・・俺 抱かれたんだ、下に母さんがいる時に」
「なんだぁ?」
「だから・・・信井の母ちゃんのタクシーで帰った日、桐が見舞いに来たんだ」
俺は仕方なく・・・うつむきながら呟いた・・・言いたくなかったのに・・・
檜と桐の兄弟に抱かれてしまった事を・・・俺は結局・・・告白してしまった。
哀しくなった・・・俺・・・は・・・
「で、具合の悪い葵に・・・あいつは襲い掛かったのか・・・」
信井は、考え込んでしまった。
俺は不安になり信井の顔を見上げた。
「まぁ・・・今の葵の顔みれば・・・無理ないとも言えるな」
信井の唇が俺のに重なった。
・・・・・・・っ・・・信井!! うそっ!! 俺、信井とキスしてる!!
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「・・・・・・し・・・い・・・」
「・・・言いたくない・・・か」
「・・・・・・」
「いいさ」
信井はゆっくりと俺を抱きしめてくれた。
全身から血の気が引いた・・・
俺が・・・夢の中で叫んだ声が・・・信井に聞かれてた!!
俺・・・あの時なんて叫んでいた?
・・・・だめだ はっきり覚えていない・・・
でも、檜の事は言ったんだろ? だから信井は不審に思って・・・
どうしよう!! なんて事だ・・・眠っていたとはいえ・・・
確かに、俺・・・檜さんと話し合ってない・・・
でも、会ったら俺・・・怖い・・・俺、檜さんが怖い!!
実弟の桐に、あんな酷い事・・・平気で出来るなんて・・・
「檜・・・は、間宮桐のお兄さんだ」
「ん? 間宮・・・ そうか」
「俺・・・事故で・・・その人に抱かれた」
「・・・・・」
「信井・・・俺を軽蔑する・・・よな」
「・・・ん・・・いや」
「・・・・・」
「軽蔑ていうか・・・ショックかな」
「し・・・い・・・」
「事故だったんだろ、もう気にスンナ」
「しい・・・」
「カイって男に葵の気持ちがないなら、俺も気にしない」
「信井」
「気を付けろよ、葵 狙われやすくなってるから・・・泣くなって、もう葵は」
「だって・・・俺・・・信井・・・俺・・・」
俺の背中を擦りながら・・・俺の告白にショックを受けたって・・・
事故だから、気にしないって言ってくれてる・・・
信井は優しい・・・泣くなって方が無理・・・信井、俺は信井が好きなんだ!!
のど元まで出掛かってる言葉を呑み込んだ・・・
俺の性癖まで変化してしまったって知ったら・・・
信井は変わらず優しくしてくれるだろうか・・・
嫌われたくない・・・俺・・・嫌われるのはきつい。
好きな男に嫌われるのは・・・きつい。
「あぁ、もう・・・ダメだろ、目が真っ赤・・・これじゃ、今日はもう授業にでない方がいい」
「えっ、でも俺もう大丈夫だよ・・・」
「どこがだ? 俺はなぁ、そんな顔した葵を男どもの中に入れたら、またお前を狙う連中が増えるって言ってんだ」
「え・・・」
桐に同じ事を言われた気がする・・・俺が狙われてるって・・・
「ったく、いい加減に自覚しろよ。 葵、今のお前の顔な、俺だって ムラムラする」
「ほ、本当?」
「バカ! 嬉しそうな顔スンナ とにかく葵、家に帰れ」
「でも・・・俺んち安全じゃないし」
「何言ってる・・・葵?」
「見舞いに来た桐に・・・俺 抱かれたんだ、下に母さんがいる時に」
「なんだぁ?」
「だから・・・信井の母ちゃんのタクシーで帰った日、桐が見舞いに来たんだ」
俺は仕方なく・・・うつむきながら呟いた・・・言いたくなかったのに・・・
檜と桐の兄弟に抱かれてしまった事を・・・俺は結局・・・告白してしまった。
哀しくなった・・・俺・・・は・・・
「で、具合の悪い葵に・・・あいつは襲い掛かったのか・・・」
信井は、考え込んでしまった。
俺は不安になり信井の顔を見上げた。
「まぁ・・・今の葵の顔みれば・・・無理ないとも言えるな」
信井の唇が俺のに重なった。
・・・・・・・っ・・・信井!! うそっ!! 俺、信井とキスしてる!!
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